
2015年、パリ協定で地球温暖化を止めるために産業革命以降の気温上昇を1.5℃(2℃)に抑えることが世界目標として決議されました。
日本は、2020年10月26日、臨時国会の菅総理の所信表明演説で「2050年カーボンニュートラル」が表明されました。因みにその時の環境大臣が小泉進次郎氏です。
さて、それでは「カーボンニュートラル」とは何?という事ですが、よく「脱炭素のこと」と誤解されていますが少々性格が異なります。以下に併記したいと思います。
脱炭素
・二酸化炭素(CO2)の排出量を減らしてゼロにすることを目指す概念
・CO2の排出量自体を減らすことを目的としている
カーボンニュートラル
・温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを目指す概念
・排出量から吸収量を差し引いて、実質的に排出量をゼロにすることを目指す
・二酸化炭素(CO2)のほか、メタンやフロンガスなど、さまざまな温室効果ガスを対象とする
両方抱き合わせて実施するという認識で宜しいかと思います。そして、これからのエネルギー政策に大きく関与していきます。