「エンバイロ・クラブ」からご挨拶させていただきます。
昨今、環境専門家の間でも、温暖化の原因について「人間由来のCO2排出の影響」か、「自然の摂理によるものであり人類由来のCO2排出ではない」という論戦を耳にします。IPCCは「人類由来のCO2排出の影響である」と断言しており、日本国もパリ協定に沿って脱炭素を推進しております。
自分は、ここにフォーカスしたいと思います。日本にとっては、第二次世界大戦の引き金になった化石燃料の輸入に依存するエネルギー政策から脱却するチャンス、亡くなった300万人余の英霊に応える二度とないチャンスなのではないか、とも思えます。省エネは重要ですが、起死回生の脱炭素イノベーション、これに大いに期待したいと思います。
社会基盤インフラの脱炭素は大企業が中心になると思われますが、中小企業にとっても脱炭素の活動は欠かせないものとなります。例えば、サプライチェーンによるカーボン排出量の算定、カーボンクレジット(税金)のための排出量の算定、また融資を受けるためにはESG経営のエビデンス等が必要になってまいります。そしてこれを継続的な活動にするためには、御社の経営方針と日常業務に客観性を担保する第三者の目が必要になります。
これには環境省の「エコアクション21」、公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)の「ISO14001」等の環境経営システムと抱き合わせて推進することが最良の方法です。
外部による監査は「手間を増やす」「費用を増やす」という感覚に囚われ易いですが、実績から評価すると逆です。ESG経営を取り入れた経営風土をつくることは「売上を増やす」「利益を増やす」ことに繫がっていきます。
「何から始めたら良いのか? 環境問題にどのように対応するか?」を共に考えます。
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合同会社エンバイロ・クラブ 代表 杉林正教
<環境業務の履歴>
・エンジニアリング会社で環境経営システムの導入プロジェクトに参加。社の合併・分割が続く中で環境経営を全社規模に拡大。
・グループ会社との環境サプライチェーン構築、運用。
・環境経営システムのツールとなる「環境活動促進システム」を企画、開発。同システムの特許取得。
・同システムのソフトウエアを開発すると共に社内試験運用を開始、製品化。
・同システムで「2020年気候変動アクション環境大臣表彰」を受賞。
・同「三菱重工 BEST INNOVATION 2020」環境・プラクティス賞を受賞。
・環境省認定 脱炭素アドバイザーアドバンスト
<所属団体>
・一般社団法人科学技術と経済の会
・一般社団法人カーボンニュートラル協会